旧型ドアクローザーを交換/RYOBI 取替用ドアクローザー
旧型ドアクローザーを交換するには?/施工事例
今回はドアクローザーの交換です。
この写真のドアクローザーは、初代BL型といわれます。RYOBIの旧型のドアクローザーで公団住宅などで多く採用されているドアクローザーです。RYOBIのドアクローザーの中でも一番古い部類になります。
なんとこのドアクローザー、ドアの開閉スピード調節が自分ではできません
こちらは外した後の写真ですが、両サイドにも裏にも調節する用のネジが見当たらないのです。
という事で、ドアクローザーは交換することに、ここでもう一つ問題点があります。
それは、広く流通しているドアクローザーの取り付け穴と互換性がない。といった事がわかりました。
取付穴の互換性について
RYOBIの初代BL型は現在広く流通しているドアクローザーとの取付穴の位置が大きく変わってくるため、
取付穴を新しくドアに開ける必要が出てきます。
穴を開けるのも道具と根気があればできますが、、、なるべく施工の手間は減らしたいですよね。
具体的に取付穴の違いはどの部分か?を確認していきます。
まずは、RYOBIの初代BL型の取り付け穴を確認してみます。
赤丸で囲った部分がネジでドア本体に固定されていることがわかります。
RYOBI製 初代BL型 取付位置
次に広く流通しているタイプのパラレル型ドアクローザーを見てみます。
RYOBI製 ドアクローザ 80シリーズ パラレル型
ドアに取り付ける位置は両サイド2ヶ所ずつに、縁に取り付けるビス穴は4箇所に変わっています。
色々調べてみましたが、パラレル型は大体この取付穴が標準になっているみたいです。
そこで互換性のあるものが出てないか探してみました。
初代BL型(公団用)の取り換えにはM-502PMEを!
今回の施工にも使いましたが、初代BL型(公団用)のドアクローザーから交換するための互換プレートが含まれるセットがありました。
それが、M-502PMEタイプのドアクローザーです。
大体ネットでは8,800円~14,000円くらいの価格帯で売られています。
調べた限りではリンク先のネット通販が一番安かったです。
ではこちらのドアクローザー取付の手順を見ていきましょう。
ドアクローザー交換手順
まずは、購入したM-502PMEの内容を見てみましょう。
内容は1枚の図面と、ドアクローザーの速度調整が載った取扱説明書、それから下記の部品が入ってます。
写真に記した①~⑫は図面の番号と一致します。
用意するもの
1.ドライバー
オススメは電動ドライバーです。バッテリーを同じメーカーであれば他の電動工具にも流用できるのもおすすめポイントです。
が、そんな工具がいらないという方は手持ちのプラスドライバーでもいけます。
充電式インパクトドライバー M695DS
バッテリーが18Vのタイプもありますが・・・結構重いです。
14.4Vがオススメです。これも軽くはないのですが、パワーがあるので広く用いることが出来ます。
ドアクローザー取り外し
ビスを外せば簡単に取り外しができます。
ドアクローザー自身が結構重たいので、落とさない様に注意しましょう!
⑤取付金具と⑥背板 を取り付ける。
写真の⑤取付金具と⑥背板をこの既存のビス穴に固定します。
⑤取付金具には、⑩の+皿小ネジ M6x1.0 L=12 の6本のうち3本を使用します。
⑥背板には、➇+ナベ小ネジ M6X1.0 L=12 の2本を使用します。
⑥の背板取付は2つの穴にナベ小ネジを使いますが、もう一本は下記画像の赤丸部分に取付けます。
20㎜の長いボルトで本体ごとボルトで壁に取り付けます。
※これはドアを開ける吊元によって左右反転するので注意してください。今回は右吊元のため、右端に20㎜のボルトを付けます。
吊元とは・・・
開き戸で開閉の軸となっている側の事を指します。
手前に開く側から見て、丁番が右側にあるのが右吊元、左側にあるのが左吊元です。
本体の設置
続いて本体を設置していきます。
本体とアームの固定
③リンクと②のアームを接続します(ドアに取り付けた後調整するので長さなどは適当でいいです。)
その後、本体にアームを⑫の六角ボルトで固定します。
この時固定する向きが重要です。逆に取り付けるとうまく稼働しません。
※2枚目の写真で説明します。
組みあがった本体をドアに取り付けますが、次の写真の様に取り付けた際、調整弁が向かって右側に来るようにアームを取り付けることが重要です!
ブラケットと本体の取り付け
⑤取付金具に④ブラケットを、⑥背板に①本体をビスで固定します。
④ブラケットは⑪の丸皿ネジ4本で固定します。
①本体は⑩の皿小ねじ 残った3本と 1本だけあった⑨の20㎜ネジをドアに取り付けます。
完成
④のブラケットに③リンクを取り付けたら完成です。
この時にリンクとアームの長さを変えてドアが閉まるように調整します。
長さが長すぎるとこの写真の様にドアが閉まらないです。
完成
ドアがしっかり閉まる長さに調整し、しっかりと締めたら完成です!
※少し塗装跡が残りますので、注意してください。
いかがでしたでしょうか?
今回はドアストッパーの交換手順について記事にまとめてみました。
自分では取り付けられる自信がない方など、一度弊社グロービート松本までご相談ください。
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